不動産ブログ
賃貸借契約終了時の原状回復義務では退去する際に
トラブルになるケースが稀にあります。
その一つが煙草のヤニ汚れ!!
喫煙等によりクロスがヤニで変色したり、臭いが付着した場合は
通常の使用による汚損を超えるものと判断される場合が多いです。
そして、禁煙としているお部屋に関しては用法違反にあたるものと考えられます。
旧ガイドラインでは禁煙自体は通常の使用で用法違反等ではないと
されていましたが、昨今、喫煙者の減少や社会的な禁煙への取り組み、
厚生労働省からも受動喫煙の防止対策などガイドラインを出しています。
厚生労働省たばこ対策をめぐる最近の動向についてより引用
自然損耗による汚れ、経年劣化などでは賃料の中に対価として含まれている為、
その部分では原状回復義務の範囲には含まれません。
しかし、煙草による汚れは平成23年の改正よりガラッと変更しているで注意が必要です。
時代背景により、その都度ガイドラインも変化しているのです。
更新日時 : 2020年11月10日 | この記事へのリンク :