不動産ブログ
総務省が発表した「平成25年住宅・土地統計調査」によれば
総住宅数が6,063万戸と5年前に比べて305万戸(5.3%) 増加している一方で
空家数も820万戸と、5年前に比べて63万戸(8.3%) 増加している。
この結果、空き家率は13.5%と過去最高となった。
空き家の増加は、有用な資源である土地・建物が有効に活用されていないということに加え、
空き家の周辺地域の防災や防犯等の観点からもさまざまな問題が生じかねないことから、
空き家対策の推進が近年大きな課題となっている。
空き家への対処の方向性として大きく2つに分けられる。
ひとつは『撤去』もうひとつは『有効活用』である。
老朽化が激しければ撤去をし、そのうえで土地として再活用できる。
しかし固定資産税の軽減措置が受けられなくなることや、相続税等に伴い
権利関係が複雑化し、なかなか撤去が進まないのが現状である。
空き家所有者が賃貸不動産経営の未経験者であることから
賃貸物件化した空き家をどのように解消するのかなど問題となってくる。
今後、賃貸不動産の管理業者や賃貸管理の専門家の取り組みがいっそう
重要になってくると思われる。
更新日時 : 2018年08月24日 | この記事へのリンク :